バサラダイニングの事業の特徴のひとつは、「人々の暮らしに根付いた飲食事業」を展開していることです。人々の生活の中心にある大型ショッピングモールに集中的に出店していることから、お客さまの多くはファミリー層であり、ランチや早い時間帯のディナーが中心です。
また、バサラダイニングが運営する店舗の営業時間もショッピングモールの営業時間内になるため、お酒を飲まれるお客さまは少数で、売上に占めるアルコールの割合も低くなっています。
2020年以降、新型コロナウイルスの拡大によって「新しい生活様式」が求められるようになり、飲食業界の多くの企業が打撃を受けることになりました。しかしバサラダイニングは人々の生活に根付いた事業を展開していたことから大きな影響を受けず、コロナ禍の中でも新規出店やリニューアルを続けることができました。まさに「ポスト・コロナ時代」に適した事業と呼べるでしょう。
バサラダイニングでは「多業態の店舗」を「大型ショッピングモールに集中的に出店する」というユニークな戦略（ドミナント戦略）を取っています。効率的な出店戦略を取りながらも、業態は洋食、和食、定食、ベーカリーカフェ、イタリアン、カフェ、パティスリー、とんかつ専門店、生パスタ、和カフェ、焼肉、精肉問屋と多岐にわたり、ひとつの業態に特化しないことからリスクヘッジも両立しています。
お客さまのニーズに合わせてさまざまな業態の店舗を開発し続けてきたからこそ、業態開発のノウハウも磨かれ、売上は15年で約40倍という圧倒的な成長を実現。さらなる成長をめざしていきます。
創業以来、バサラダイニングは「地元に愛されるお店を自分たちの手でつくること」を大切にしています。新しいメニュー、接客マニュアル、ディスプレイ企画など、すべて現場の声から生まれ、それを自分たちの手でカタチにしてきました。
ショッピングモールに集中的に出店しているとはいえ、ひとつとして同じ地域はありません。本当に地元の方々に愛されるお店をつくるためには、トップダウンではなく、一人ひとりの社員やクルーの声が何よりも大切だと考えています。
